専門学校の特別授業で新しい可能性が拓けました

2024.12.19
卒業生インタビュー
ピアノを弾く様子

学びたくて来日したのに、入学直後コロナ禍に

子どもの頃から日本の映画や文学に接していたこともあり、日本語を学びたいという気持ちがずっとありました。なかでも漢字は、日本と中国での使われ方や意味が違う場合があって、そこが興味深く感じていました。中国で一度就職もしましたが、やはり日本語を勉強したいと来日して、2020年10月に入学しました。ところが、その後まもなくコロナ禍に突入してしまいました。授業のほとんどがオンラインになったり、マスク着用が必須になったりして人と気軽に交流することが難しい状態になりました。そんな中先生がLINEのチャットで頻繁に生活や勉強の相談にのってくれたことが心強かったです。おかげで大きな困難や不安を感じることなく日本での生活になじむことができました。

楽しい授業と新しい体験で興味の幅が広がった

来日前から日本文化に親しんではいましたが、入学当初の私は日本語の基礎がほとんどできていない状態でした。ですが、授業はわかりやすいだけではなく面白く教えてくれて、日本語にますます興味を持って勉強することができました。日常のシチュエーションを設定して会話を学ぶ授業は、特に楽しかったです。駅で切符を買うロールプレイを先生とクラスの皆さんでしたことは、面白くてとても印象に残っています。
私が専攻していた専門実践コースでは、専門学校で特別授業が受けられます。言葉を学ぶ以外に目標が定まっていなかった私ですが、特別授業で3DCGのデザインを体験したことで興味の幅が広がって、今の仕事に繋がりました。

専門学校、就職活動でも手厚くサポート

特別授業の体験でコンピューターグラフィックスのデザインに興味が湧き、2022年に東京ランゲージ・アカデミーを卒業した後は、そのまま東京デザイナー・アカデミーに入学しました。デザイン技術などについて学びました。今はソフトウェア商品の品質保証をするQAエンジニアの仕事をしています。就職活動をしているときも先生たちが履歴書の書き方や、面接の練習など丁寧に指導、サポートしてくれました。希望の会社に入って好きな仕事ができて、楽しい毎日を送っています。学校では日本語の勉強のほかに、多彩な体験ができるプログラムがあります。今まで気づかなかった自分の新たな可能性を拓いてくれる環境だと感じています。