言葉の勉強だけでなく、文化の体験授業も楽しい。

2024.12.20
在校生インタビュー
授業を受ける様子

ドラえもんが日本文化を知る扉に

インド生まれの私は、幼いときにテレビで見ていたドラえもんが大好きで、そこから日本文化に興味を持つようになりました。入学のために来日したのは昨年7月。2023年に先に弟が日本に来ていて、この学校で学んでいたので、あらかじめ学校の授業や生活のようすを聞くことができましたし、来日後も弟や先生たちのサポートがあって、日本の生活で特に不便を感じることはありません。私はベジタリアンなので、少し困っているといえば食生活でしょうか。ただ、私の住んでいる学校の女子寮は共有のキッチンがあって、近くのインドの食材店で買ったものを料理できるので、多少の不便を感じつつも肉を食べない生活が続けられています。

面白い授業と日常生活で日本語が上達

授業は内容が面白いし、先生がわかりやすく説明してくれます。好きな授業は「聴解」。テレビで流れる日本語の会話を聞き取る授業です。来日したときはほとんど日本語がわかりませんでしたが、今では聞き取りがスムーズにできるようになっています。授業以外も学校の友達や先生とは日本語で話しますし、寮でもアルバイト先でも日本語を使っていることも上達に役立っていると思います。話す方はまだ少し苦手なので、思っていることをもっときちんと日本語で伝えられるように頑張りたいです。来年、日本の大学院試験を受けることを目指していて、先生から受験に向けたサポートを受けています。将来は日本でビジネスがしたいです。

日本文化体験で今度は着物を着てみたい

学校では日本文化の体験授業があって、今まで茶道やお寺での座禅体験をしました。それから先生や友だちと一緒に学校の近くにある神社にお参りにも行って楽しかったです。学校のそばを流れる神田川周辺は、春になると桜が咲いてとてもきれいです。日本はどこも景色がいいのでインドにいる家族にもよく風景写真を送ります。両親も最初は私のことが心配だったようですが、日本での生活について話したり写真を送ったりするうちに、安全な環境だとわかって安心してくれるようになりました。
日本文化体験では、着物を着る機会もあると聞いています。私は着物に興味があるので、その授業を今から心待ちにしています。